2021/09/24

健康講座323 アブラナ科の恩恵

みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。

 果物や野菜の乳がんリスクへの影響について、日本人での疫学データについて、東京保健医療大学は、日本人女性4万7,289人における果物や野菜の摂取量と乳がん罹患リスクの関連を評価したようです。その結果、果物・野菜全体の摂取量と乳がんリスクとの間に全体的な関連はないが、閉経前女性においてアブラナ科の野菜の摂取量が乳がんリスク低下と有意に関連していたことを報告したのです。


 本研究は、食事評価は食物摂取頻度調査票を用いたものです。

 主な結果は以下のとおりでございます。。

・平均追跡期間10.2年の間に、452人が新たに乳がんと診断された。
・女性全体および閉経後女性において、果物・野菜全体、アブラナ科の野菜、緑色葉野菜、黄色野菜、トマト加工品の摂取量について、乳がんリスクとの関連は認められなかった。
アブラナ科の野菜の摂取量は、閉経前女性の乳がんリスクの有意な減少と関連し、エストロゲン受容体陽性およびプロゲステロン受容体陽性の乳がんとわずかな逆相関が認められたようです。


 その他にも、キャベツ、ダイコン、小松菜、ブロッコリー、白菜などの「アブラナ科野菜」を食べている人は、がん、心疾患、脳血管疾患などの死亡リスクが低下するという研究が発表されております。

 繰り返します、 キャベツ、ダイコン、小松菜、ブロッコリー、白菜、チンゲンサイ・・・これらはどれも「アブラナ科野菜」でございます。

原著

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