2019/07/31

健康講座92~体重減少と骨折

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

閉経後女性を含む日本人の2型糖尿病患者では、体重が最大体重から20%以上減少すると骨粗鬆症性骨折を起こしやすくなる可能性のあることが、白十字病院(福岡県)副院長・糖尿病センター長の岩瀬正典氏らの研究グループの検討で分かった。これらの関連は特に男性で強かったという。詳細は「Diabetes Care」3月14日オンライン版に掲載された。

 近年、一般集団では体重減少は骨折リスクの上昇と関連することを示すエビデンスが蓄積しているが、2型糖尿病患者ではこれらの関連は大規模な研究で十分に検討されていない。研究グループは今回、大規模な前向き疫学調査である福岡県糖尿病患者データベース研究(Fukuoka Diabetes Registry;FDR)のデータを用いて、最大体重からの体重減少率と骨粗鬆症性骨折リスクとの関連を前向きに調べた。

 対象は、2008年4月~2010年10月に同県内の糖尿病専門施設に通院する外来糖尿病患者5,131人のうち、1型糖尿病患者などを除き、骨折の発生を追跡し得た4,706人。このうち2,755人が男性、1,951人は閉経後女性であり、平均年齢は66歳であった。対象患者を中央値で5.3年間追跡し、登録時の最大体重からの体重減少率で4群(10%未満、10~20%未満、20~30%未満、30%以上)に分けて、大腿骨および椎体における骨粗鬆症性骨折の発生率を比較検討した。

 追跡期間中に198人が骨粗鬆症性骨折を来した。年齢や性で調整した1,000人年当たりの骨粗鬆症性骨折の発生率は、最大体重からの体重減少率10%未満群が6.4、10~20%未満群が7.8、20~30%未満群が11.7、30%以上群が19.2であった。

 多変量調整比例ハザードモデル解析の結果、全ての対象患者において骨粗鬆症性骨折リスクは、体重減量率10%未満群と比べて10~20%未満群では1.24倍、20~30%未満群では1.77倍、30%以上群では2.84倍であった。また、骨粗鬆症性骨折リスクは、男性ではそれぞれ1.48倍、2.23倍、5.20倍、閉経後女性ではそれぞれ1.19倍、1.62倍、1.97倍であり、体重減少率が20%を超えると骨粗鬆症性骨折リスクが大きく上昇することが分かった。

 さらに、体重減少と骨折リスクとの関連には、男性と閉経後女性それぞれとの間には交互作用を認めたが、高齢(70歳以上)や糖尿病罹病期間(15年以上)、肥満(BMI 25以上)、肥満の既往歴、定期的な運動とは交互作用を認めなかった。

 以上の結果を踏まえて、2型糖尿病患者では意図的かどうかにかかわらず、最大体重から20%以上の体重減少がみられた場合には、骨粗鬆症性骨折リスクを考慮して骨折予防に努める必要があるだろう。

2019/07/30

医院内装①






こんにちは。

医院の内装も出来上がって参りました。

来月いよいよ引き渡しです。

これから椅子や机を入れていきます。

電カルやレントゲンなどもどんどん入っていきます。

もうあと一か月程度で開院です。

宜しくお願い致します。












2019/07/29

健康講座91~太る、注意果汁100%

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

痩せたければ果汁100%でもジュースは避けた方が良いかもしれない。米バージニア・メイソン・メディカルセンターのBrandon Auerbach氏らによる研究から、果汁100%ジュースを1日1杯飲むだけで、長期的にわずかだが体重が増加することが明らかになった。この研究結果は「Preventive Medicine」4月号に掲載された。

 大規模な前向きコホート研究である女性健康イニシアチブ(Women's Health Initiative;WHI)に1993~1998年に登録された閉経後女性4万9,106人を対象に、食物摂取頻度調査に基づいた果汁100%ジュースの摂取量と医療機関で測定された3年間の体重の変化との関連について検討した。

 対象者の体重は3年間に平均で1.5kg増加していた。年齢、人口学的因子、喫煙、BMI、ホルモン補充療法、生活習慣因子、果物の摂取量の変化、加糖飲料の摂取量の変化などの体重に影響する可能性がある因子で調整して解析した結果、1日当たりの果汁100%ジュースの摂取量がコップ1杯分(約180mL)増えるごとに、3年間に体重が0.18kg増加することが分かった。

 さほど大きな体重増加には見えないかもしれないが、平均的な国民でも毎年1ポンド(0.45kg)増加する米国人にとっては大きな増加だ。果物のジュースに含まれている糖分が米国に肥満を蔓延させる一因となっている可能性がある。果汁100%ジュースを飲むことで増えた体重は、同量の加糖飲料を飲んだ場合とほとんど変わらないレベルだ。

 今回の研究では、果汁100%のジュースを飲むと体重は増えるのに対し、果物そのものを食べると体重が減少する可能性も示唆された。果物を1日1回食べると3年間に約0.45kgの減量が期待できることが分かったという。

 コップ1杯の果汁100%ジュースには糖分が15~30g含まれ、カロリーも60~120kcalあるという。果物そのものにも糖分は含まれているが、ジュースよりも食物繊維が豊富だ。食物繊維が少ないジュースを飲むと、糖分がすぐに血液中に取り込まれてしまい、インスリンの働きを不安定にさせ、代謝に悪影響が及ぼされる。

 一方、一般的にジュースを飲む人に比べて新鮮な果物を食べる人は、より健康的で活動的な生活習慣を守っている。その上で、糖分の多い果物のジュースは肥満をもたらす要因の一つではあるかもしれないが、唯一の原因ではない。また、今回の研究では対象者の果汁100%ジュースの平均摂取量が1日当たり1杯以下だったことも研究結果の解釈を困難にさせているとしている。

 ただし、母親は子どもに飲ませるジュースの量を制限し、代わりに果物を食べさせるべきと考える。小児期に身に付けたジュースを飲む習慣は大人になっても変わらないことが多いため、特に小児期はジュースの摂取量を制限することを勧める。

2019/07/28

東海北陸厚生局へ

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

開院に向けて東海北陸厚生局へ持参する書類を色々作成しております。

はじめてのことで苦戦もありますが実感が湧いて参ります。

まだまだ書類は大量にあるのでがんまります!


2019/07/27

健康講座90~血糖値と腸内細菌

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

腸内細菌の働きで産生される代謝産物の「二次胆汁酸」が糖代謝や脂質代謝に関与するメカニズムを解明したと、熊本大学大学院微生物薬学分野教授の大槻純男氏らの研究グループが「Scientific Reportsに発表した。抗生物質の服用で腸内細菌叢のバランスが崩れると二次胆汁酸を産生する腸内細菌と二次胆汁酸が大きく減少し、血糖や脂質の値の低下が引き起こされることがマウスを用いた実験で分かった。二次胆汁酸を産生する腸内細菌を標的とした糖尿病や脂質異常症の新しい治療の開発につながる可能性があるという。

 腸内細菌叢の変化は宿主であるヒトの健康に大きな影響を及ぼすことは広く知られている。研究グループはプレスリリースの中で腸内細菌叢に大きな変化をもたらす要因の一つとして抗生物質の使用を挙げ、抗生物質の使用により腸内細菌叢を構成する細菌のバランスが破綻する「dysbiosis」と呼ばれる状態が引き起こされると指摘している。

 抗生物質を5日間投与してdysbiosisモデルマウスを作製し、血糖値と中性脂肪(トリグリセライド;TG)値を調べたところ、抗生物質を投与していない対照マウスと比べてdysbiosisモデルマウスでは血糖値が64%、TG値が43%低下することが分かった。

 研究グループは次に、腸内細菌が産生する代謝物「二次胆汁酸」に着目して解析したところ、dysbiosisモデルマウスでは二次胆汁酸を産生する腸内細菌の数と肝臓における二次胆汁酸の濃度が対照マウスと比べて低下していることが分かった。dysbiosisモデルマウスに抗生物質と同時に二次胆汁酸を補充すると血糖値とTG値が回復することも見出した。

 これらの結果を踏まえて、腸内細菌が産生する二次胆汁酸は糖代謝や脂質代謝に影響を及ぼしている可能性がある。二次胆汁酸を産生する腸内細菌が糖尿病や脂質異常症などの新しい治療標的となることが期待される」。

2019/07/25

健康講座89~米国専門科の食事の見解

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

U.S.ニューズ・アンド・ワールドリポート誌(U.S. News & World Report)は食事ランキングを発表し、第2位の「地中海食」と第1位の「DASH食(高血圧予防のための食事療法アプローチ)」がランク付けされた。なお、DASH食は8年連続で総合第1位を獲得した。

 同誌の編集局次長を務めるAngela Haupt氏は、地中海食について「おいしく、実用的かつ栄養に富んでおり、心疾患や糖尿病などの慢性疾患の予防や管理にも有用性が高いことが研究で示されている」とコメントしている。

 一方で、ランキングでは厳しい制限を必要とする食事療法は避けるべきとされ、最近話題の極端な糖質制限ダイエット(ケトン体ダイエット;Keto Diet)は最下位に位置づけられた。Haupt氏は「専門家によれば、炭水化物の摂取を極端に制限する必要はなく、厳しい制限は長続きしないと評価された」と述べている。

 このランキングは、米国でもトップクラスの栄養士や食生活コンサルタント、糖尿病・心臓病・減量の専門医などで構成される専門家パネルが、減量効果や心疾患、糖尿病に対する有効性などの9つのカテゴリー別に40種類を超える食事療法の定着度や有用性などをランク付けしたもの。米マウントサイナイ病院ダブリン・ブレストセンターの臨床栄養士、Kelly Hogan氏によると、総合第1位に位置づけられた地中海食とDASH食はいずれも幅広い健康的な食品から選択できる柔軟性があり、個人に適した最良の食事を取れる点が高く評価されたという。

 また、地中海食とDASH食はどちらも果物や野菜、全粒穀物のほか、不飽和脂肪酸などのヘルシーな脂質、脂肪分の少ないたんぱく質、低脂肪の乳製品を多く摂取し、加工食品や飽和脂肪が多い食品を避けるなど多くの共通点がある。そのため、Hogan氏は「特定の食品を制限する必要がないことは、幅広い栄養素をバランス良く摂取する上で大変重要な視点になる」と説明している。

 一方で、極端な糖質制限ダイエットについては、Haupt氏とHogan氏はともに「急激な減量ができるものの、厳しい制限のある食生活はそうそう長く続けられるものではない」とコメントしている。Hogan氏によると、極端な糖質制限ダイエットでは、日常的な身体活動を維持するのに十分なカロリーを摂取できないため痩せることはできるが、減らした体重を長く維持できず、減量してもすぐリバウンドしてしまい、結果的に減量が難しくなるという。

 今年のランキングでは、民間企業が提供する体重管理プログラム「Weight Watchers」が初めて高評価を得た。このプログラムでは日々のエネルギー摂取量の上限には目安はあるが、幅広い種類のカロリー控えめな食品が販売されており、好きなものを選んで食べることができる。また、インターネットやスマートフォンのアプリを活用して専門家に相談したり、励ましを受けることも可能だ。ただし、Hogan氏は、このプログラムは減量を目指した食生活の改善に初めて取り組むような人には適しているが、一通り学んだ後は自分自身に適した方法を自分で選んでいく必要があるとしている。

 最後に、Haupt氏らはダイエットを成功させるには、まずは自分自身をよく知ることが重要だと強調している。同氏は「外食が好きな人は自炊が必要なダイエット法は選ぶべきではないし、ワイン好きがそれを禁じるような方法を選んでも長くは続かない。今年は“何を食べないようにするか”ではなく、“自分の健康のためには何を食べるべきか”に注目してほしい」と述べている。

2019/07/24

院内用具

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

徐々に開院が迫っており

気が引き締まる思いです。

体温計、チューブ、血圧計など

細かいものも選択しはじめております。

しっかり準備をして臨みたいと思います。



2019/07/23

健康講座88~不規則な仕事の食事

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

外食が多く、糖質・栄養面で偏りがちなドライバーなどの食事を考慮してみる。

 問題のある食べ方として、「単品・シンプル」「食事時間が不規則」「炭水化物過多」、「早食い→満足度が低い→もっと食べたい→間食どか食い→血糖値が乱れる→栄養バランスが崩れる→早食い」などがある。

 対策として、野菜(ポテト、マカロニ、春雨、マヨネーズ系サラダを除く)を食事の最初に食べることなどがある。また、外食時は「(1)野菜を追加してベジファースト(2)単品よりも定食・おかず付き(3)調味料を追加しない」などもポイントである。

 たとえば立ち食いそば屋では、ワカメ、ネギ、卵のトッピングの追加、つゆと麺は半分残す。おにぎり・いなり寿司の追加はしない。麺はすすらずによく咀嚼するなど細かい点も役に立つと思います。同じく牛丼屋では、丼よりも定食を選択し、野菜、トロロなどの小皿を足す。小盛を注文することなども良い。コンビニでは、弁当ではなく、自分で定食メニューを作ることが提案され、一例としておにぎり、サラダセット、インスタントみそ汁で構成する工夫などがある。そのほか、肉を食べる場合は揚物、ハンバーグなどの加工肉ではなく、焼肉などのシンプルなものを、間食はヨーグルトやナッツ、スティック野菜などが勧められる。飲み物では、スポーツドリンクや缶コーヒーなど糖分がかなり入っているものは控えてもらいたい。

 ポイントとして、(1)炭水化物×炭水化物はやめる(2)食事時間にリズムをつける(3)食事の最初に野菜を食べる(4)加工の少ない食材を選ぶ(5)間食は足りない栄養素を補給する時間である。食べないで我慢するのでなく、自分に合った食事を選ぶことが重要である。


2019/07/22

造成工事 by三友建設さん

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

建物は完成し

最後の造成工事を三友建設さんに進めて頂いております。

スロープも綺麗に作って頂き順調です。






2019/07/21

健康講座87~不規則な仕事と治療薬

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

タクシードライバーなど、座る時間が長いお仕事の生活習慣病対策にはどのようなものがあるでしょうか?

就業に合った治療薬の選択が大事

 糖尿病は血液検査で診断する。朝食前血糖値126mg/dL以上、随時血糖値200mg/dL以上、HbA1c6.5%以上のうち2つ以上が該当すれば糖尿病と診断され、項目が1つならば予備群として注意が必要です

 また、糖尿病は、一度診断されると少数の例外を除いて現在の治療では治ることはなく、治療薬を使って一時的に血糖値を健康な人と同じように下げることができても、治療を中断するとまたぶり返すのが糖尿病であり治療継続の必要性があります。

 糖尿病で怖いのが合併症の出現です。血糖値が高くなると血管が傷みやすく、神経や眼の障害のほか、最近では認知症、脂肪肝、がんの発症も報告されてます。また、HbA1c6.5という数字が合併症を予防するための1つの基準値です。

 糖尿病の治療では、食事と運動、薬物療法が行われます。とくに薬物療法では、主治医と飲み方や回数を相談することが重要です。副作用の情報も重要で、とくにドライバーが低血糖を起こすのは致命的となります。よって、治療薬選びには細心の注意が必要です。就業、生活状況に合わせた治療薬を選択していきたいと思います。

 

2019/07/20

PV12000

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

最近、ネタが切れてきました。

毎度ののPV報告です。

もうすぐ日本のPVが10000です。

アメリカ合衆国も1000超えました。

今後ともよろしくお願いいたします。




2019/07/18

七つの退職 五星球☆彡★☆☆☆彡 ながしま内科 医療法人みのり会

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

先日、名古屋市港区にあるながしま内科を退職しました。

イケメン院長筆頭に非常に流行っているクリニックです。

専門は私と同じく糖尿病ですが、循環器内科の標榜もあり

地域のために一般内科、小児科も幅広く診療されております。

CT、骨密度測定、血管年齢、体組成計測など

色々な検査ができます。

クリニックの規模など当院に近いものがあり

非常に未来をイメージしやすく勉強になりました。



最終日にわざわざお花まで頂いてしまいました。

色のセンスが伺えますね。


2019/07/17

健康講座85~妊婦高血糖と胎児心疾患

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

妊娠糖尿病の母親から生まれた子どもは先天性心疾患リスクが高まることはよく知られている。このたび、「The Journal of Pediatrics」12月15日オンライン版に掲載された新たな研究から、母親が妊娠14週までの妊娠初期に高血糖状態になるだけでも、子どもの先天性心疾患リスクが上昇する可能性のあることが分かった。

 解析の結果、妊娠前および妊娠中に糖尿病のなかった妊婦において、妊娠初期の血糖値が10mg/dL上昇するごとに子どもの先天性心疾患リスクが8%増加した。

 先天性心疾患のある子どもを出産した妊婦のほとんどで糖尿病は認められなかった。妊娠初期の血糖変動を注意深く観察することで、妊娠以前および妊娠中に糖尿病を発症しなかった妊婦でも子どもの先天性心疾患リスクを予測できる可能性がある。

 妊娠初期における血糖値の上昇と子どもの先天性心疾患の関連性が確証されれば、今後の産科ケアにも大きな影響を及ぼす。これらの関連が明らかにされれば、妊婦に対する早期から積極的な血糖コントロールを行うことで先天性心疾患を抱える子どもが劇的に減り、多くの乳児の命を救うことになると思われる。

ロゴ決定

ロゴ決定 小川糖尿病内科クリニック

皆さま、こんにちは。 当院のロゴが決定いたしました。 可愛らしいうさぎをモチーフとして、小さなお花をあしらいました。 また、周りは院長の名字である「小川」の「O(オー)」で囲っております。 同時に、世界糖尿病デーのシンボルであるブルーサークルを 意識したロゴとなって...