みなさんどうもこんにちは。
小川糖尿病内科クリニックでございます。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が高温多湿の環境でも広がり、感染を引き起こす可能性をがございます。一部の研究では、高温多湿の環境ではウイルスの感染率が大幅に低下することが示されているようです。ところが、中国・江蘇省の公衆浴場におけるSARS-CoV-2のクラスター事例において、SARS-CoV-2感染者が健康人8人に感染させた可能性があることを中国・南京医科大学が報告しております。
プール、シャワー、サウナを備えた公衆浴場での新型コロナウイルスの感染事例
淮安第4病院からデータを収集し、同じ公衆浴場を訪れた感染患者9例が2020年1月25日~2月10日に入院したようです。咽頭スワブ検体を収集して定量的逆転写PCR法によりSARS-CoV-2を検出、補助診断としてCTと血液検査を実施したようです。公衆浴場における新型コロナウイルス感染のクラスター事例の主な分析結果は以下のとおりでございます。
・男性用の公衆浴場の広さは約300m2、温度は25〜41℃、湿度は約60%で、プール、シャワー、サウナがある。
・2020年1月18日に公衆浴場に行きシャワーを浴びた。19日に発熱し、25日に新型コロナウイルス感染症と診断された。他の7例は同浴場においてシャワー、サウナ、プールを利用した(患者2、3、4は19日、患者5は20日、患者6、7は23日、患者8は24日に利用)。公衆浴場を訪れてから6〜9日後に新型コロナウイルス感染症に関連する発熱、咳、頭痛、胸部うっ血などの症状が現れた。患者9は公衆浴場で働いており、30日に発症した。
少し古いかもしれませんが、再確認のために参考にしてください。
原著
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