2022/01/18

健康講座437 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロン(Omicron)株感染者の入院リスク

みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロン(Omicron)株感染者の入院リスクはデルタ株感染者に比べて20~25%低いとの英国データ解析結果(Report 50)を同国の大学Imperial College Londonが先週22日水曜日に発表しました1,2)

その入院の定義はPCR検査でのSARS-CoV-2感染(COVID-19)が判明してから14日以内の受診を含む来院記録があることです1)

オミクロン株感染者の1泊以上の入院リスクはより小さく、デルタ株感染者を40~45%下回りました。

オミクロン株感染者の入院リスクがデルタ株感染者に比べてより低いことは英国政府の保健安全保障庁(UKHSA)の解析でも示されています4)

イングランドのオミクロン株感染者数は5万6,066人で、そのうち132人が病院で治療を受けました。14人がオミクロン株感染判明から28日以内に死亡しました。

オミクロン株感染者の入院リスクはどうやらさらに小さく、デルタ株感染者より62%低いことが示されました。オミクロン株感染者は救急も含む入院にも至りにくく、デルタ株感染者より38%少ないという結果も得られています。

オミクロン株感染者の入院リスクが他の変異株感染者に比べて低いらしいことは好ましい兆候ですが油断は大敵です。

オミクロン株感染がどうやら軽症らしいのはワクチン接種の普及または先立つ感染で備わった免疫のおかげかもしれません。またはウイルス自体の変化が軽症で済むようにさせている可能性もあります6)


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