2023/08/14

プラセンタ注射 現在出荷調整ですが、新規受付を再開しております

こんにちは、小川糖尿病内科クリニックです。

「プラセンタ」は胎盤から抽出される成分で、胎児の成長と発育に不可欠なものです。医薬品や化粧品として利用され、体内の調整作用や肌の若返り、老化防止などの効果が期待されます。

プラセンタ注射は、動物の胎盤に含まれる有効成分を抽出し、ヒトの体内に取り込むものです。ヒアルロン酸、コラーゲン、必須アミノ酸、たんぱく質、成長因子が含まれており、肝機能改善やアンチエイジング、美肌作用、更年期障害緩和などに役立つとされています。ただし、副作用としてアレルギー反応が起こる可能性があります。

当クリニックでは、以下の価格で注射としてのプラセンタ療法を提供しております。

  • 1回 1,500円:プラセンタエキス1アンプル(2ml)
  • 1回 2,000円:プラセンタエキス2アンプル(4ml)

日本で認可されているプラセンタ製品はラエンネックとメルスモンの2種類で、これらは肝機能異常や更年期障害の治療に利用されています。なお、唐沢 陽介ほかの研究(薬理と治療 9(3)299~308,1981)では、更年期障害の方31名を対象にメルスモンを1週間に3回、2週間続けて合計6回皮下注射し、有効率77.4%(24/31名)が示されました。

最初の1~2ヶ月(初期療法)は週に1~2回、維持療法は1週間ないし、2週間に1回が効果的です。効果としては、肝臓病、アトピー性皮膚炎、皮層乾燥症、しみ、しもやけ、生理痛、生理不順、冷え症、レイノー現象、便秘、更年期障害などが挙げられます。

保険適応は肝機能異常に限りラエンネック(筋肉注射)、更年期障害に限りメルスモン(皮下注射)となります。その他の病名では自費となります。

注意点としては、プラセンタ注射を受けると献血ができなくなる点、変異型クロイツフェルトヤコブ病等の伝播のリスクを完全に否定することはできない点があります。

妊娠中の使用は基本的に問題ないと思われますが、必要性については検討が必要です。また授乳中の乳汁分泌不全の保険適用もあります。

以下はよくある質問をまとめて解説します。一部上記と重複します。

プラセンタ注射は、その効果を実感するまでの期間に個人差があります。以下では、主な効果とその効果を実感するまでの期間、及び主な副作用について解説します。

  1. プラセンタ注射の効果:
  • 更年期障害の改善:自律神経失調症や肩こりなどを改善する効果があります。特に更年期障害の症状に悩む女性にとって、プラセンタ注射は有効な手段となり得ます。

  • 美肌効果:プラセンタには抗アレルギー・抗炎症作用があり、肌の炎症を抑えて組織の修復を促進することで、肌を美しく保つ効果があります。

  • 白髪の減少:一部のケースで、プラセンタ注射の継続使用により白髪の減少が報告されています。

  1. 効果を実感するまでの期間:

プラセンタ注射の効果が実感できるまでの時間は、個々の体質や状態によります。平均的には2~3回の治療で効果を実感しやすいとされています。一度のプラセンタ注射による効果の持続期間はおおよそ2~3日程度とされています。

  1. プラセンタ注射の副作用:
  • 注射による一時的な痛み:注射部位に痛みや青あざが出ることがありますが、これらは数日で治まることがほとんどです。

  • 献血制限:プラセンタ注射を行った場合、その後の献血が制限されます。

また、プラセンタ注射を受けると新陳代謝が活発になり、一部の人々には体重増加の原因になる可能性があることに注意が必要です。しかし、これはプラセンタ注射が直接的な原因で太るわけではなく、新陳代謝が活発になることによる食欲の増加が原因であると考えられています。

保険適用については、治療する疾患の種類によります。具体的には更年期障害(適用年齢:45~59歳)、乳汁分泌不全(産後女性)、慢性肝疾患による肝機能障害(ALT(GPT)が基準値を超える者)に対して保険が適用されます。

妊娠中の女性でもプラセンタ注射を受けることは可能です。ただし、受けるかどうかについては、医師と相談した上で判断することが重要です。

プラセンタ注射とピルの併用については、基本的に問題ありません。ただし、プラセンタが女性ホルモンを活性化する作用があるため、ピルの作用を減弱させる可能性があると一部で考えられています。これについても医師と相談することが重要です。

プラセンタ注射の効果を最大限に引き出すためには、継続的な投与が必要となります。その際、投与量や頻度については、医師の指示に従うことが重要です。

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