2023/06/01

健康講座679 「10分で健康回復!筋トレで糖尿病の筋肉低下を防ぐ!」

 みなさん、こんにちは。小川糖尿病内科クリニックから重要な情報をお届けします。皆さんは、筋肉が年齢と共に低下しやすいことをご存知でしょうか?特に、糖尿病を持つ方々は筋肉の低下リスクが高まるという研究結果が出ています。しかし、筋力トレーニング、略して筋トレを実践することで筋肉の低下を防ぎ、健康を維持することが可能です。そして、筋トレは何歳から始めても効果的なのです。

糖尿病の方々が筋トレを実践することにより、筋肉の低下を防ぐことができ、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクが10~17%低下することが東北大学などの研究で明らかになっています。

自宅で行える簡単な筋トレメニューも開発され、運動未経験者でも手軽に取り組むことができます。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科と千葉県佐倉市は、自分の体ひとつで手軽に実施できる10分間の運動プログラム「佐倉市オリジナル体操」を共同で制作し公開しています。この体操は、仕事や家事のすき間時間に行うことができるので、日常生活に簡単に取り入れることができます。

「佐倉市オリジナル体操」は、全身の筋力をバランスよく向上させる、4つの筋力トレーニングメニューで構成されています。運動のポイントや注意点を解説した動画も公開されているので、運動が初めての方でも安心して始められます。

「運動を継続すると、必ずといっていいほど、筋力がついてきます。焦らず、ご自身の体力アップ、筋力アップを目指して楽しんで取り組んでください」と、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の町田修一教授は述べています。

では、どのように筋トレを始めればよいでしょうか。ここでは、自宅で短時間で行える簡単な筋トレメニューを提案します。

  1. 膝立て伸ばし:座った状態から膝を立て、そのまま足を伸ばします。各足で10回、2セット行います。
  2. 椅子立ち上がり:椅子から立ち上がり、再度座る動作を10回、2セット行います。
  3. 壁立て伸ばし:壁に手をつき、肘を曲げて体を壁に近づけ、元の位置に戻します。これを10回、2セット行います。
  4. 腕立て伸ばし:膝をついた状態で腕立て伸ばしを10回、2セット行います。

これらの運動は筋力を維持し、強化するために十分な効果があります。負荷が大きすぎる場合は、運動の回数を減らすか、自分に適した動作に調節することも可能です。

このように、筋トレは筋肉の低下を防ぐだけでなく、全体的な健康状態を改善する効果があります。運動が苦手な方も、自分のペースで取り組むことが重要です。10分間の運動を日々のルーティンに加えてみてはいかがでしょうか。健康的なライフスタイルをサポートするために、小川糖尿病内科クリニックはいつでも皆様をサポートします。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ロゴ決定

ロゴ決定 小川糖尿病内科クリニック

皆さま、こんにちは。 当院のロゴが決定いたしました。 可愛らしいうさぎをモチーフとして、小さなお花をあしらいました。 また、周りは院長の名字である「小川」の「O(オー)」で囲っております。 同時に、世界糖尿病デーのシンボルであるブルーサークルを 意識したロゴとなって...