2023/07/27

健康講座727 "春から秋へ:日本の主要植物アレルゲンと効果的な対策"

 みなさん、こんにちは。小川糖尿病内科クリニックです。私たちは日々、患者さんたちの健康に関する様々な問題をサポートするために努力しています。今日は私たちが直面する頻度の高い問題の1つ、アレルギーについて語りたいと思います。日本では、多くの人々がハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギなどの植物由来のアレルギーに苦しんでいます。これらの植物がどのようにアレルギーを引き起こすのか、どの季節に注意が必要なのか、そしてそれらにどのように対処すればよいのかについて、詳しく見ていきましょう。

  1. ハンノキ: ハンノキは、東アジアに広く分布している落葉広葉樹で、日本では春の早い時期(2月から4月)に花粉を飛ばします。ハンノキは、花粉症の一因となることが知られています。その花粉は非常に小さく、軽いため、風に乗って長距離を移動します。

  2. シラカンバ: シラカンバは、ユーラシア大陸の北部に広く分布している落葉広葉樹で、特に北海道などの冷涼地帯に多く見られます。シラカンバは春の早い時期(5月から6月)に花粉を飛ばします。シラカンバの花粉は、ヨーロッパなどで花粉症の一因となることが知られています。

  3. カモガヤ: カモガヤは日本全国に広く分布する雑草で、花粉症の一因となることが知られています。カモガヤは7月から9月にかけて花粉を飛ばします。この期間はスギやヒノキの花粉が飛散する春とは異なるため、「秋の花粉症」とも呼ばれます。

  4. オオアワガエリ: オオアワガエリはアジア、オーストラリア、ハワイに広く分布する雑草で、日本では主に沖縄県で見られます。オオアワガエリは年間を通じて花粉を飛ばすことができますが、特に多いのは7月から10月です。

  5. ブタクサ: ブタクサは世界中に広く分布している雑草で、日本全国で見ることができます。ブタクサは主に7月から10月にかけて花粉を飛ばします。この期間はスギやヒノキの花粉が飛散する春とは異なるため、「秋の花粉症」とも呼ばれます。ブタクサの花粉は空気中に広く分散し、アレルギー反応を引き起こすことがあります。

  6. ヨモギ: ヨモギはアジアを中心に世界中に分布している植物で、日本全国で見ることができます。ヨモギの花粉飛散期は8月から10月で、特に9月がピークです。ヨモギは食材としても使われる植物ですが、花粉はアレルギー反応を引き起こすことがあります。

これらの植物の花粉症対策としては、花粉飛散期には外出を控える、窓を閉めて空気清浄機を使う、外出から帰宅後はすぐに洗顔や手洗いをする、などがあります。また、症状が重い場合は、医療機関での診察と治療が必要になることもあります。

これらの情報があなたのアレルギー対策に役立つことを願っています。そして、もし何か質問や懸念があれば、いつでも私たち小川糖尿病内科クリニックまでお気軽にお問い合わせください。私たちはあなたの健康をサポートするためにここにいます。

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ロゴ決定 小川糖尿病内科クリニック

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