健康講座765 「朝ごはん前のちょっとした運動で、さわやかな朝の運動が脂肪のバーニングを加速」

こんにちは、小川糖尿病内科クリニックです！今日は、朝ごはん前に運動する素敵な効果についてお話しします。研究者たちが面白い発見をしました。それは、「朝ごはん前に運動すると、1日で285kcalも多くエネルギーを消費できる」ということです。夕食後に運動するよりも、朝の運動の方がエネルギーをたくさん使うのですね。 では、なぜ朝に運動すると良いのでしょうか。実は、朝ごはん前に運動することで、私たちの体の中のエネルギーをたくわえる物質、グリコーゲンが使われてしまいます。グリコーゲンが少なくなると、体は脂肪をエネルギーとして使い始めるのです。これが、「24時間の脂肪酸化の増加」と呼ばれる現象です。脂肪酸化とは、脂肪をエネルギーとして使うこと。だから、朝ごはん前に運動すると、1日中で脂肪をエネルギーとしてより多く使えるのですね！ このことを知った私も、毎朝、朝ごはんを食べる前にスクワット（しゃがむ運動）を始めました。スクワットは、家でも簡単にできて、体を動かすのにとても良い運動です。朝起きたら、少し体を動かして、1日のエネルギーを消費する準備をしましょう！

この研究は、「Exercise Increases 24-h Fat Oxidation Only When It Is Performed Before Breakfast」というタイトルで公開されています。研究者たちは、10人の若い男性を対象に、朝、昼、夕方のそれぞれの時間に運動をして、エネルギーの消費を調べました。そして、朝に運動することで、1日の脂肪の消費が増えることを発見したのです。 さて、朝の運動は、新しい日を元気に始めるだけでなく、健康にも良い影響をもたらします。朝ごはん前に少し運動をして、健康で元気いっぱいな1日を過ごしましょう！