2023/12/11

健康講座797 「魚の力で認知症リスクを減らす!?最新研究の解説」

 



看護師: こんにちは、小川先生。この間、認知症予防に魚が良いってお聞きしたんですけど、詳しく教えていただけますか?
小川先生: もちろんです。実は最近、日本人を対象にした大規模な研究で、魚をよく食べる人は認知症リスクが低くなる可能性が示されました。この研究では、魚に含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸が重要な役割を果たしています。 看護師: n-3系多価不飽和脂肪酸って、具体的にはどんな効果があるんですか? 小川先生: DHAやEPAなどの脂肪酸は、動脈硬化の予防や血圧の低下、LDLコレステロールの減少など、心血管系に多くの好影響をもたらします。それに加えて、これらが神経機能を保護し、認知症リスクを下げることも期待されています。 看護師: それは心強いですね。では、どれだけ食べれば効果があるんでしょう? 小川先生: 研究では、1日82グラムの魚介類を摂取しているグループが、最もリスク低下が顕著でした。これは約1切れの魚に相当しますね。ただ、これは一般的な目安であり、個人の健康状態によって適量は変わってきます。 看護師: なるほど、健康管理の一環として、魚をもっと積極的に食事に取り入れることが大切そうですね。 小川先生: その通りです。ただし、これは予防のためのデータですので、すでに認知症の症状がある場合は、専門医と相談の上、個別のケアプランを立てることが重要ですよ。

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