🍚 みなさんこんにちは!
今日は「グリセミック・インデックス(GI)」という言葉について、
なるべくやさしく、ていねいに説明していきます。
「なんだかむずかしそう…」と思った方も大丈夫。
これは、普段の食事や健康にすごく役立つ考え方なんです。
🟡 グリセミック・インデックス(GI)ってなに?
まず、「GIって何のこと?」というところから説明しますね。
**グリセミック・インデックス(Glycemic Index, GI)**とは、
**「食べた後に血糖値がどれくらい上がるか」**をあらわした数値のことです。
たとえば、同じ「50gの糖質」を含んでいる食べ物でも、
すぐに血糖値が上がるものと、ゆっくり上がるものがあるんです。
GIはそれを数字で表してくれていて、
-
100に近いほど、血糖値が急に上がりやすい(高GI)
-
数値が低いほど、血糖値の上がり方がゆるやか(低GI)
ということになります。
🟡 どうしてGIが大事なの?
血糖値が急に上がると、体の中ではインスリンというホルモンがたくさん出て、
「血糖を下げよう!」とがんばります。
でも、この急な変動がくり返されると、
-
疲れやすくなる
-
空腹感がすぐにくる
-
脂肪がたまりやすくなる
-
糖尿病になりやすくなる
といった悪い影響が出てくるんです。
つまり、GIの低い食べ物を選べば、
-
お腹がすきにくくなり
-
血糖値の変動がゆるやかになり
-
ダイエットや健康にとても良い!
というわけなんです 😊
🟡 食べ物のGI値、どれくらい?
GIは以下のように3つに分けられています:
GIの値 | 分類 | 例 |
---|---|---|
70以上 | 高GI | 白パン、白ごはん、じゃがいも、スイカなど |
56〜69 | 中GI | 玄米、全粒粉パン、バナナなど |
55以下 | 低GI | 大豆、ヨーグルト、りんご、オートミールなど |
🟡 どんな食べ物を選べばいいの?
日常生活で取り入れやすい、おすすめの低GI食品はこちら:
-
🍚 白米より→ 玄米・雑穀米・麦ごはん
-
🍞 白パンより→ 全粒粉パン・ライ麦パン
-
🥣 コーンフレークより→ オートミール
-
🍌 バナナより→ りんご・ベリー類
-
🥤 ジュースより→ 果物をそのまま
-
🍟 ポテトより→ 冷やしじゃがいも(サラダなど)
そして、よく噛んでゆっくり食べることも、GIを下げるコツですよ!
🟡 GIのすごい効果(エビデンスもあります!)
「GIが大事」と言われているのは、きちんとした**医学的な根拠(エビデンス)**があるからです。
🔬 たとえば…
-
糖尿病の方が低GIの食事をすると、HbA1c(へもぐろびん・えーわんしー)という数値が下がる
(2013年:Ajala博士たちの研究) -
心臓病や肥満のリスクも下がるという報告
(2008年:Livesey博士たちの分析)
つまり、血糖値の乱れを防ぐ=体をいたわることになるんですね✨
🟡 気をつけたいポイントも!
GIは便利な考え方ですが、少し注意点もあります。
✅ 調理方法によって変わる
同じ食材でも、調理のしかたでGIは変わってきます。
たとえば:
-
パスタ → アルデンテだと低GI、やわらかいと高GI
-
じゃがいも → ゆでてすぐ食べると高GI、冷やしてから食べると低GI
✅ 食事は「組み合わせ」も大切
たとえば、ごはん単品だと高GIですが、
-
野菜やお肉、油と一緒に食べると、GIの上昇をゆるやかにできます。
このように、食事全体のバランスが大事です。
🟡 「GIだけじゃない」もうひとつの指標:GL(グリセミック負荷)
GIが「血糖値の上がりやすさ」を示すのに対して、
**GL(Glycemic Load)**は「実際にどれくらい血糖が上がるか」をあらわします。
GL = GI × 含まれる糖質量 ÷ 100
つまり、GIが高くても、量が少なければ問題ないこともあるというわけです!
🟡 まとめ:グリセミック・インデックスを味方にしよう!
-
GIは、「血糖値の上がりやすさ」を示す数値
-
低GIの食品を選べば、血糖値の乱れを防げて、健康に◎
-
糖尿病・肥満・老化・疲れやすさの予防に役立つ
-
実際の食生活では、組み合わせ・調理・量もポイント
🟡 最後にひとこと 😊
健康のための食事って、「がまん」とか「しんどいこと」と思われがちですが、
GIを知っておくだけで、ムリなくできる工夫がたくさんあります。
「今日のごはん、ちょっとGIを意識してみようかな」
そんな気持ちで始めてみるだけで、体が少しずつ変わっていきますよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿