2019/07/21

健康講座87~不規則な仕事と治療薬

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニック院長小川義隆です。

タクシードライバーなど、座る時間が長いお仕事の生活習慣病対策にはどのようなものがあるでしょうか?

就業に合った治療薬の選択が大事

 糖尿病は血液検査で診断する。朝食前血糖値126mg/dL以上、随時血糖値200mg/dL以上、HbA1c6.5%以上のうち2つ以上が該当すれば糖尿病と診断され、項目が1つならば予備群として注意が必要です

 また、糖尿病は、一度診断されると少数の例外を除いて現在の治療では治ることはなく、治療薬を使って一時的に血糖値を健康な人と同じように下げることができても、治療を中断するとまたぶり返すのが糖尿病であり治療継続の必要性があります。

 糖尿病で怖いのが合併症の出現です。血糖値が高くなると血管が傷みやすく、神経や眼の障害のほか、最近では認知症、脂肪肝、がんの発症も報告されてます。また、HbA1c6.5という数字が合併症を予防するための1つの基準値です。

 糖尿病の治療では、食事と運動、薬物療法が行われます。とくに薬物療法では、主治医と飲み方や回数を相談することが重要です。副作用の情報も重要で、とくにドライバーが低血糖を起こすのは致命的となります。よって、治療薬選びには細心の注意が必要です。就業、生活状況に合わせた治療薬を選択していきたいと思います。

 

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