2021/05/04

新型コロナ(COVID19)ワクチン投与の副反応

こんにちは。

小川糖尿病内科クリニックの小川義隆です。

前回、新型コロナ(COVID19)ワクチンとアナフィラキシーの記事(気になる方はこちらをクリック)を投稿しましたが、その他にも副反応はありますので、そちらについても述べていきたいと思います。


◆接種後に起こる副反応



 日本で承認されているファイザー社のワクチンに関して、一番多い副反応は接種部位の痛みです。海外の臨床試験では7割程度の高齢者に起こるとの結果が出ています。これは高齢者で注意が必要な症状というわけではなく、むしろ、若年者よりも少し頻度が低いとされています。

 その他、頻度の高い副反応として、倦怠感、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、腫れ、吐き気、嘔吐などが起こることがありますが、たいてい数日以内で良くなることが分かっています。

 いずれの有害事象も、高齢者で発生頻度が上がっているというものではありません。

◆1回目、2回目接種後に起こる副反応の違い

厚生労働省は3月26日、医療機関や製造販売業者からの副反応疑い報告状況、国内アナフィラキシー発生状況などについての検討会を開催し、「新型コロナワクチン投与開始初期の重点的調査(コホート調査)」の中間報告などを行いました。それによるとファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを接種した場合、発熱、倦怠感、頭痛などの副反応が2回目に多くみられ、いずれの症状も接種当日~翌日に出現している場合が多かったようです。

報告によると、発熱の場合“1回目接種後の発熱(37.5℃以上)は3.3%であったのに対し、2回目は35.6%と高率だった。発熱する場合は翌日が多く、接種3日目には解熱した”とあり、また接種部位の疼痛は“1回目、2回目いずれでも90%超で、接種翌日が最も頻度が高く、接種3日後には軽快した”ということです。

主な症状と発症率は以下のとおり(1回目/2回目)。


発熱(37.5℃以上):3.3%/35.6%
発熱(38℃以上):0.9%/19.1%
接種部位反応:92.9%/93.0%
発赤:13.9%/16.0%
疼痛:92.3%/91.9%
腫脹:12.5%/16.9%
硬結:10.6%/9.9%
熱感:12.8%/16.6%
かゆみ:7.9%/10.4%
倦怠感:23.2%/67.3%
頭痛:21.2%/49.0%

2回目接種後は、副反応は頻度も強さも上がりそうです。しかし、重篤なものは少ない印象です。症状が気になる、しんどい、心配な方は保険診療で適切な対応・処方ができますのでご相談頂ければ幸いです。






*:第54回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、第14回薬事食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会合同開催

(参考資料)
Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine
(mRNA Covid-19 ワクチン BNT162b2 の安全性と有効性)

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