2021/09/17

健康講座316 サウナが認知症予防⁉

 みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。

 サウナのような温熱環境の繰り返しの利用は、認知症発症を予防するうえで有益である可能性が示唆されているようです。しかし、エビデンスはあまり多くないです。フィンランド国立保健福祉研究所は、サウナによる温熱環境(サウナの利用頻度、セッション回数、滞在時間、温度)とその後の認知症発症リスクとの関連を調査するため、研究を実施したようです。

 対象は、認知症でない30~69歳の男女1万3,994例。フォローアップ期間39年の間に、1,805例が認知症と診断された。サウナの利用状況は、アンケートにより収集した。

 主な結果は以下のとおりでございます。

・サウナの利用が4回/月未満または利用していない人と比較した9~12回/月の人の認知症発症ハザード比は、以下のとおりであった。
●フォローアップの最初の20年間のハザード比:0.47(95%CI:0.25~0.88)
●フォローアップ期間全体(39年間)のハザード比:0.81(95%CI:0.69~0.97)

 サウナの利用が、認知症の発症に対し保護的に作用するという可能性が示唆されましたね。

原著

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