2022/01/26

健康講座443 小児の新型コロナウイルス感染例の重症化の危険因子

みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。

 日本、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、パキスタンのアジア7ヵ国における小児の新型コロナウイルス感染例の観察研究から、小児における重症化の危険因子として、1歳未満、併存疾患の存在、診察時の咳症状が特定されております。


 7ヵ国の研究者グループは、小児のCOVID-19重症化の危険因子を特定するため、Pediatric Acute and Critical Care COVID-19 Registry of Asia(PACCOVRA)にデータ提供している病院の小児COVID-19の観察研究を実施しました。主要アウトカムは、世界保健機関(WHO)の定義によるCOVID-19の重症度(軽症、中等症、重症、重篤)としたものです。単変量および多変量ロジスティック回帰モデルを使用し、重症/重篤なCOVID-19の危険因子を検討したものです。

 主な結果は以下のとおりでございます。

・7ヵ国8病院から、検査で確認された小児の新型コロナウイルス感染例260例が登録された。
・よくみられる臨床症状は類似していた(発熱64%、咳39%、鼻炎23%)。
・約40%は無症候性だった。
・全体の死亡率は2.3%で、すべてインドとパキスタンから報告された。
・多変量解析によると、1歳未満、併存疾患の存在、診察時の咳症状が、重症/重篤なCOVID-19と関連していた。

原著

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