2023/08/18

健康講座734 「骨盤底筋群と健康への新しいアプローチ血流改善術」

 皆さん、どうもこんにちは。小川糖尿病内科クリニックです。

血流の良し悪しは私たちの健康状態や日常のパフォーマンスに大きく影響します。良好な血流は酸素や栄養分を全身に運ぶため、私たちの体が最適な状態で機能するためには不可欠です。しかし、現代の生活様式や環境は血流を妨げる要因が多く、多くの人々が肩こりや冷え性、腰痛といった症状に苦しんでいます。

まず、重力の影響で胃腸や子宮が下がり、それによって血流が悪化することがあります。特に女性は内臓が下がることでポッコリお腹の原因となることが知られています。また、常時スマートフォンやコンピュータの前に座って作業をしている現代人は、呼吸が浅くなりがちです。呼吸は体内の酸素供給だけでなく、血流を促進する重要な役割も持っています。この浅い呼吸が原因で肩こりや腰痛が発生するケースも多いのです。

そして、最も注目すべき点は「第2の心臓」とも称されるふくらはぎの筋肉です。これは心臓から遠い足先への血液の供給や、そこからの血液の戻りをサポートしています。しかし、運動不足や加齢により筋肉が弱ってくると、この「第2の心臓」の役割が低下し、血流が滞り、むくみや冷え症状が現れることがあります。特に夜間の頻尿の原因となるのは、このふくらはぎの機能低下が大きく関係しています。

私たちの体には、骨盤底筋群という重要な筋肉群が存在します。それは骨盤の底部を形成し、多くの身体機能に深く関与しています。その筋肉群は、私たちが日常生活の中で焼肉店などで使用する他の筋肉と密接に連携しています。この筋肉群をしっかりと活性化させることで、体のバランスを整え、健康的な状態を維持することができます。

骨盤底筋群を伸ばすことは、体の中心部を引き上げ、体全体のバランスを整える役割を持っています。特に女性にとって、骨盤底筋群を強化することは、子宮の位置を整える効果も持っています。子宮が適切な位置にないと、骨盤が歪んでしまうことがあるのです。

体の中心を引き上げることで、姿勢が良くなり、ぽっこりとしたお腹も改善されるのです。これにより、腹筋群が正しく働くことができるようになり、体幹が強化されます。

猫背の改善とその意義

私たちの姿勢が正しくないと、背中や首の筋肉に負担がかかり、横隔膜の働きが悪くなり、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸は、血液を心臓に戻す役割を持っているので、呼吸が浅くなることで、体の血流が滞ってしまいます。その結果、肩こりや腰痛などの症状が現れることがあるのです。

しかし、正しい姿勢を意識し、体のバランスを整えることで、深い呼吸ができるようになり、ふくらはぎの筋肉も適切に動くことができるようになります。

骨盤底筋群の効果的な活性化と血流の促進は、健康な体を保つための鍵となる要素です。これらの筋肉は体の中心部に位置し、体のバランスや内臓の位置を正しく保つ役割があります。この筋肉群を鍛えることで、体のバランスが整い、姿勢が良くなるだけでなく、女性においては子宮の位置が整い、生理の不調や痛みの軽減、さらには妊活にも良い影響をもたらします。

一つの効果的な方法は、特定のトレーニングを取り入れることです。具体的には、タオルを使って行うエクササイズが挙げられます。このエクササイズは、身体をしっかりと伸ばし、その際に全身に血流を促進させることが主目的です。私自身も試してみましたが、気持ち良さと爽快感が得られるのが実感できます。トレーニングの際のポイントとしては、リラックスして行い、首や肩に無理な力を加えないよう心掛けることです。また、呼吸のリズムにも注意が必要で、特に吸うときにはゆっくり3秒、吐くときは自然に息を放出することで、首の力を抜くことができます。

さらに、朝の時間帯にこのエクササイズを行うことがおすすめです。東洋医学の観点からも、朝は内臓の活動が活発とされているため、この時間帯にエクササイズを行うことでさらなる効果が期待できます。事前に体を温めるために薬膳茶や良質な鶏肉を使用したチキンスープを摂取することも、効果を高める方法としておすすめされています。

さて、血流の良さは身体の健康にとって非常に重要です。特に女性にはセックスを通じて骨盤底筋群を鍛え、血流を向上させる方法が有効とされています。セックスは、骨盤底筋群を含めたお腹周りの筋肉を収縮させることで、血流の改善や生理の不調の軽減、妊活のサポートなどの効果が期待されます。

結論として、骨盤底筋群の強化や血流の改善は、健康的な体を維持するために欠かせない要素であり、そのための方法やポイントを日常生活に取り入れることで、より健康な日々を迎えることができるでしょう。

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