2026/09/02

健康講座1051 🫀肥満と心不全の関係をやさしく解説 〜太っていると心不全は悪い?それとも守られている?本当のところ〜

 


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皆さんこんにちは。
今回は「肥満と心不全」の関係について、最新の医学論文(Journal of the American College of Cardiology)をもとに、

👉 患者さんにもわかりやすく
👉 でも医学的に正確に

解説していきます。


■ まず結論から

👉 実は…

太っている=必ず悪い、ではありません

👉 むしろ心不全では

痩せすぎの方が危険なこともある


👉 ただし

太りすぎはやはり良くない


👉 つまり

「ちょうどいい体の状態」が一番大事


■ 心不全ってどんな病気?

● 心不全とは

👉 心臓のポンプ機能が弱くなり
全身に血液をうまく送れなくなる状態


● 今回のテーマ:HFrEF(エイチフレフ)

👉 「収縮不全型心不全」と呼ばれます


📝専門用語解説

HFrEF(Heart Failure with reduced Ejection Fraction)
→ 心臓の「押し出す力」が弱くなった心不全

駆出率(EF)
→ 心臓が血液をどれくらい送り出せているかの割合
(正常は50〜60%くらい)


■ 心不全の人は太っている人が多い?

👉 実は

心不全の患者さんの多くは「過体重〜肥満」


👉 でもここで疑問

「じゃあ太っているから心不全になるの?」


👉 結論

そこはハッキリしていません


■ なぜはっきりしないの?

● 理由① BMIの問題


📝専門用語解説

BMI(体格指数)
→ 体重 ÷ 身長² で計算される指標


👉 問題は

  • 筋肉が多くてもBMIは上がる

  • 脂肪が多くても同じBMI


👉 つまり

「質」が分からない


■ 有名な現象:肥満パラドックス

● これは何?

👉 心不全では

太っている人の方が長生きすることがある


👉 これを

肥満パラドックスと呼びます


■ なぜそんなことが起きるの?

いくつか理由があります👇


① 体力・エネルギーがある

👉 心不全は体が消耗する病気

  • 食欲低下

  • 筋肉減少


👉 そのため

余力がある人の方が耐えやすい


② 筋肉量の差

👉 太っている人は

筋肉も多いことが多い


👉 一方で

痩せている人は

筋肉が少ない(サルコペニア)


📝専門用語解説

サルコペニア
→ 加齢や病気で筋肉が減る状態
→ 予後(将来の状態)を悪くする


③ 早く治療される

👉 太っている人は

  • 症状が目立ちやすい

  • 早く病院に来る


👉 結果

治療開始が早い


■ じゃあ太っていた方がいいの?

👉 これは違います(重要)


■ 肥満が心不全を悪化させる理由

① 炎症が起きる


📝専門用語解説

炎症
→ 体の中で起きる「軽い火事」のような状態


👉 内臓脂肪が増えると

  • 炎症物質が出る

  • 心臓にダメージ



② ホルモンのバランスが崩れる


📝専門用語解説

神経体液性因子(しんけいたいえきせい)
→ 血圧や心臓を調整するホルモン系


👉 肥満でこれが乱れると

  • 心臓に負担

  • 心不全が進む



③ 心臓に負荷がかかる

👉 体が大きいと

  • 血液量が増える

  • 心臓の仕事量が増える


👉 結果

心臓が疲れる



④ 脂肪がホルモンのように働く

👉 脂肪はただの「貯金」ではありません


👉 実は

体に影響を与える物質を出す臓器


👉 心臓にも悪影響


■ じゃあ痩せればいいの?

👉 ここが難しいポイントです


■ 痩せすぎは危険

👉 特に心不全では

痩せすぎ=リスク高い


理由👇

  • 栄養不足

  • 筋肉減少

  • 免疫低下


👉 これは

生命予後に直結


■ じゃあどうすればいいの?

👉 結論はシンプル


■ ベストな考え方

👉

「体重」ではなく「体の中身」を見る



● 大事なのはこれ👇

  • 筋肉量

  • 脂肪の質(内臓脂肪)

  • 栄養状態



■ 理想的な状態

👉

✔ 痩せすぎていない
✔ 太りすぎていない
✔ 筋肉がある


👉

これが一番予後が良い


■ 最近話題のダイエット薬は?

👉 GLP-1などの薬があります


👉 ただし

心不全(HFrEF)ではまだデータが少ない


👉 特に注意

筋肉まで減ってしまう可能性


👉 つまり

自己判断でのダイエットは危険


■ まとめ(超重要)

👉

  • 太っている=必ず悪いではない

  • 痩せている=良いでもない


👉 本当の答えは


■ 最終結論

👉

「ちょうどよい体の状態を保つこと」


👉 具体的には

  • バランスの良い食事

  • 軽い運動(無理しない)

  • 筋肉を減らさない



■ 最後に

このテーマはとても大事です。

👉 「とにかく痩せろ」という時代は終わり


👉 これからは

「質の良い体を作る」時代




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