2023/05/31

健康講座676 "「糖尿病は治らない」は過去の話?日本人でも寛解可能との新事実!"

 みなさん、こんにちは!小川糖尿病内科クリニックのです。今日は、新潟大学が発表した驚きの研究結果についてお話ししたいと思います。その内容は、なんと「2型糖尿病の寛解(つまり、病状が改善して薬が不要になる状態)が日本人でも可能である」というものです。

糖尿病と言えば、「一度なると一生治らない」というイメージが強いですよね。しかし、この研究結果はその常識を覆すもので、2型糖尿病患者の約1%が病状が改善し、薬が不要になる「寛解」状態になっていることを明らかにしました。

この驚きの結果は、全国の糖尿病専門施設に通院している約4万8,000人の患者データを分析した結果です。その中で、特に体重減少が大きい患者や、糖尿病と診断されてからの期間が短い患者、HbA1c値(血糖値の平均値を示す指標)が高くない患者、肥満度(BMI)が高い患者、薬物治療を受けていない患者が寛解しやすい傾向にあることがわかりました。

さらに、1年間の体重減少が5%以上の人は、寛解後に再発する傾向が低く、逆に体重が増加した人は再発しやすいという結果も出ています。

この研究結果は、糖尿病患者にとって大きな希望となるものです。糖尿病は「治らない病気」と言われてきましたが、実は適切な食事や運動、薬物療法により、血糖値が正常に戻り、薬が不要になる「寛解」状態になる可能性があるということです。

しかし、一度寛解したからといって油断は禁物。体重を適切に管理し、定期的に診察を受けることが、寛解後の再発を防ぐためには重要です。

今後は、この研究結果をもとに、どのような患者が寛解しやすいのか、また、寛解した状態をどのように維持できるのか、さらに深く研究を進めていく予定です。そして、その結果を現場の診療に活かし、より多くの患者さんが寛解を達成できるような治療法の開発につなげていきたいと考えています。

この研究結果は、糖尿病患者にとって大きな希望となるものです。糖尿病は「治らない病気」と言われてきましたが、適切な食事や運動、薬物療法により、血糖値が正常に戻り、薬が不要になる「寛解」状態になる可能性があるということです。

しかし、一度寛解したからといって油断は禁物。体重を適切に管理し、定期的に診察を受けることが、寛解後の再発を防ぐためには重要です。

今後は、この研究結果をもとに、どのような患者が寛解しやすいのか、また、寛解した状態をどのように維持できるのか、さらに深く研究を進めていく予定です。そして、その結果を現場の診療に活かし、より多くの患者さんが寛解を達成できるような治療法の開発につなげていきたいと考えています。

このような研究結果が出たことは、糖尿病患者にとって大きな希望となるでしょう。そして、私たち医療者にとっても、新たな治療法の可能性を示してくれるものです。これからも、最新の研究結果をもとに、患者さん一人一人に最適な治療を提供していきたいと思います。

それでは、今日はこの辺で。次回も、最新の糖尿病情報をお届けしますので、お楽しみに!

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