2026/10/13

便利になりすぎた時代に、あえて「不便」を残す

 



世の中はどんどん便利になっている。

検索、ナビ、家電、AI。
面倒なことは、かなり減らせるようになった。

もちろん便利なのはいい。

でも最近、「不便益」という考え方が面白いと思った。

あえて少し不便を残すことで、逆に得られるものがある。

という考え方だ。

たとえば、皿洗いや単純な事務作業。

こういうものは機械やAIに任せていい。
時間が浮くなら、そのほうがいい。

ただ問題は、その浮いた時間をまた仕事や効率化で埋めてしまうこと。

それでは、便利になったのに人生は忙しいままだ。

本来、便利さとは、

人間がやらなくてもいいことを減らし、人間がやりたいことに時間を戻すためのもの

ではないだろうか。

一方で、効率化しすぎないほうがいいものもある。

散歩、旅行、料理、読書、遊び、家族との時間。

これらは最短距離で終わらせる必要がない。

むしろ、

迷う。
寄り道する。
失敗する。
ぼーっとする。

そんな「無駄」の中に、面白さがある。

だから自分の中では、こう整理すると分かりやすい。

手段は効率化する。目的は効率化しない。

旅行の予約はAIに任せてもいい。
でも旅そのものは急がなくていい。

情報整理はAIに任せてもいい。
でも考えることまで全部手放さなくていい。

そして、浮いた時間を無理に有効活用しなくてもいい。

昼寝してもいい。
漫画を読んでもいい。
ゲームをしてもいい。
何もしなくてもいい。

荘子的に言えば、これは「無用の用」にも近い。

一見、役に立たない時間が、実は人生を豊かにする。

便利さを使って、不便を楽しむ。

そして、

無用の時間を、無理に有用化しない。

これくらいが、これからの時代にはちょうどいい気がする。

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